社労士試験の受験資格
社労士試験を受験するためには、以下のような受験資格が必要です。
【学歴を問うもの】
1:大学卒業・・・大学で一般教養科目の単位を(4年制大学在学者は
62単位以上)修得した者、または短期大学、高等専門学校を卒業した者
2:専門学校卒業・・・修業年限が2年以上で、所定の専門課程を修了し、
専門士の学位を得た者
【有資格者】
1:司法試験・・・司法試験第一次試験または口答試験予備試験に合格した者
2:行政書士・・・行政書士の資格を有する者
【実務経験】
1:公務員・・・公務員として労働社会保険諸法令に関する事務に
通算して3年以上従事した者
2:社労士・弁護士の候補者・・・社会保険労務士又は弁護士の
業務の補助の事務に通算して5年以上従事した者
ここに挙げたものはごく一部ですので、詳しくは社労士試験オフィシャルサイトを
ご覧ください。一般的には、受験資格を満たす方の割合はかなり高めになると思います。
ちなみに同じ国家資格である「行政書士」には受験資格の要件はなく、どなたでも受験可能です。
願書申し込み〜試験、合格への流れ
1:試験日・・・社労士試験は毎年1回、8月の最終日曜日に行われます。
平成20年度は8月24日の日曜日に開催される予定です。
2:試験時間・・・午前10:30〜午後16:40まで。選択式と択一式の2種類の試験があります。
3:試験概要の告示・・・例年4月中旬に概要が告示され、同時に願書の配布が行われます。
4:願書の入手・・・社会保険労務士試験センターに郵送で請求するか、
最寄の社会保険労務士会でももらうことができます。また、資格学校などの受講生には
その学校が受講生分を一括で取り寄せて配布してくれるところもあります。
ただし、どのような場合でも作成・提出は全てご自身の責任で行うことになります。
5:受験申込期間・・・4月中旬の公示日〜5月31日までです。
6:受験料・・・9,000円(郵便局より郵便振替にて納付し、その控えを
願書に同封して発送します)
7:受験票の発送・・・例年8月上旬に試験センターから手元に届きます。
8:合格発表・・・例年11月の中旬に官報にて公告するとともに、試験センターなどで告示されます。
以前は氏名を発表していましたが、個人情報保護の観点から現在は受験番号のみの発表となっています。
詳しくは社労士試験オフィシャルサイトをご覧ください。
社労士試験の形式
社労士試験の問題は、全問マークシート方式です。また、回答形式には
午前中の「選択式」と午後の「択一式」があります。
【選択式】
選択式はいわゆる空欄穴埋め問題で、各科目で文章中にある5つの空欄を
用意された20個の選択肢から正しく埋めるというものです。
試験時間は10:30〜11:50までの80分間。選択式試験は割と時間に余裕を持って
回答することができると思います。
【択一式】
択一式試験はいわゆる5肢択一問題です。5つの選択肢の中から
正解となる選択肢を選ぶというもので、午後13:10〜16:40までの
3時間30分という長丁場で行われます。
試験時間は長いのですが、こちらの形式は各科目で10問、
つまり全7科目で70問、計350の選択肢があるというボリュームですので、
時間とそして集中力との戦いといっても過言ではありません。
試験範囲・出題数
| 試験科目 | 選択式出題数 | 択一式出題数 |
| 労働基準法 | 1問(2科目で1問構成。 労働基準法が空欄3つ、 労働安全衛生法が 空欄2つです) |
7問 |
| 労働安全衛生法 | 3問 | |
| 労働者災害補償保険法 | 3科目のうち2科目で2問構成。 ただし近年は労働保険徴収法 が選択式で出題されておらず、 実質的に労災保険法で1問、 雇用保険法で1問という形です。 |
7問 |
| 雇用保険法 | 7問 | 労働保険徴収法 | 6問 | 健康保険法 | 1問 | 10問 | 国民年金法 | 1問 | 10問 | 厚生年金保険法 | 1問 | 10問 | 労務管理その他の労働に 関する一般常識 |
1問 | 5問 | 社会保険に関する一般常識 | 1問 | 5問 |
合格基準・試験データ
社労士試験の配点は選択式が40点、択一式が70点です。
合格基準点は毎年異なりますが、基本的には
選択式で各科目5点中3点以上、択一式で各科目10点中4点以上を
クリアしなければならず、1科目でもこの点を下回ったら
総得点が高くても不合格となってしまいます。ただしその年の試験の難易度によって
この基準が下げられることがあります。(例:選択式の厚生年金保険法は
2点以上でも可、など)これは救済措置などと呼ばれています。
平成19年度の合格基準点は以下のとおりでした。
選択式:総得点28点以上、かつ各科目3点以上。
択一式:総得点44点以上、かつ各科目4点以上。
また、平成19年度の受験者数データは以下のとおりでした。
申込者数:58,542人(前年比2.2%減)
受験者数:45,221人(前年比1.7%減)
合格者数:4,801人(前年:3,825人)
合格率:10.6%(前年:8.5%)
平成19年の問題は比較的解きやすかったため、例年になく
高い合格率になりました。